BANANA ICEを中心とする不特定プロジェクト。東京下町で生まれ育ち、在住であることから下町兄弟と言う。

BANANAVENDER&THE JUNGLE FIVE(1981)バナナベンダーズ(1989)を前身とし、1992年下町兄弟と改め再編成されSHIBAURA RECORDSの設立すると同時に「結婚しないシンドローム」を12インチで発表。当時日本最大のディスコ〜ジュリアナ東京でもプレイされる日本語ラップとして話題を集める。その後アルバム「RAPP!!」をリリース。12インチでは「勝手にHAPPY BIRTHDAY」「BODYCOM」と連発。

 1994年「パリッ!とオバさん」が大阪FM802のヘヴィーローテーション曲にインディーズからは初めて選出され、関西を中心にブレイク。5万枚以上の売り上げを記録。カップリングの「COUNTRY BOY」はポーランドのダンスコンピレーション・アルバム『KING OF DANCE』にも収録されるなど、日本語RAPの可能性を広げる。

 SHIBAURA RECORDSでの活動以外に、メジャーレーベルからも幅広く作品をリリース。そのうち『ミモザの咲く頃』は松竹映画「サラリーマン専科」のテーマソングとなり、日本映画史上初めて劇場でラップ曲が使われる。 また人気CGアニメ(テレビ東京系)『BEAST WARS〜超生命体トランスフォーマー』の主題歌(日本コロムビア)を担当する他『ブーブーカンカン〜のりもの王国』(テレビ東京系)でも(「のりものいいな」)楽曲を提供。迫力のラップで子供たちに向けても発信。

 クラブでのイベント・ライブ等の他Mt.Fuji Jazz Festivalに村上ポンタ秀一DAYにNOBU CAINEのフィーチュアリング・ラッパーとして出演。1998年1月には上田正樹「新春歌絵巻」(神戸チキンジョージ)に出演するなど多くの大物ミュージシャンともステージをにぎわせている。 

サウンド・アレンジや作詞、REMIX等でも多くのアーティストたちとコラボレーションを実現している。

 また人気アニメ「ドンキーコング」では、ファンキーコング役として、番組内でRAPを披露するキャラに扮して活躍。

 どんな表現方法も下町兄弟のファインダーを通し、発信するリリックの世界は、冗談と本気の境目を描くオリジナルの手法で、世の中へのメッセージから日常の他愛ない出来事に振れながら、疑問をなげかけ続けている。

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