2009.12.4

 昔、時間の流れの感じ方のお話をしたと思う。早いもので今年ももう年末である。年々一年が早く感じるのは、年の所為である。体内時計のようなものがあるのだと.....確かにそう言われてみれば理に適っている。子供の頃や若い情熱に溢れていていくら時間があっても足りない年代と、時間の使い方を有効にゆっくりと過ごせる余裕のできる年代では、周りの景色が違う。動物に例えれば、ハエやリスのように、素早い動きの動物は、人間に簡単には捕まらない位に早く動いているから、きっと周りの時間がゆっくりと進んでいるが、カメやゾウのような動きの遅い動物からしたら、周りの時間や景色が物凄く早く過ぎて行くことを想像すれば、何となくわかる。1日のスケジュールが過密であちらこちらに移動を繰返していれば、時間の長さが遅く感じ、じっと家の中で何もしなければ時間が早く過ぎて行く。空手の組手で初めて真剣勝負をした時、2分間がなんて長いと感じた。時間は人の行動によって長さが変わるのである。これは脳の中で考えている出来事にも言える。先々のことを回転良く考えれば、周りの流行や時代の流れを感じ取り、先回りしたり、何を考えてるかわからないことを言ったり始めたりする人はあなたの周りにもいるはずである。そんな人は、とても早く動いている為、寿命も短い......さてそれはどうだろうか??でも先代の偉大なる芸術家たちは、後世に素晴らしい作品だけを残し、皆早くこの世を去っている。これは体内時計の消費量に比例しているのかもしれない。(あくまでも科学的根拠のない持論ですが)

BANANA ICE for 下町兄弟